お客様のメリット

 [Two man rule の上を行く品質管理]
海外の多くの翻訳会社は、ISO-9001:2008(製造業・サービス業における品質管理規格)やEN150388:2006などに基づいた、Two man rule による品質管理をアピールしています。この『Two man rulue』 とは、高品質の翻訳を実現するために、翻訳者が一人だけで重要な決定下してしまうことを避けるために、もう一人の翻訳者がチェックを行い、間違いを防止し ようというものです。ですが、これは実際に可能なのでしょうか?私の経験ではこれは単なる宣伝文句にしか過ぎず、実情はそれとは程遠いものであると考えて い ます。

海外の多くの翻訳会社には日本人スタッフがいないのが現状です。そのような翻訳会社から送り返されてきた校正済みのファ イルには、漢字の間違いが含まれていたり、改悪されているということも少なくありません。日本語を母国語とするコーディネーターでなければ、この ような翻訳が 当たり前のように納品されているのです。しかし、このようなミスは、翻訳者と校正者が直接コミュニケーションとることができれば、必ず防ぐことができるはず です。また、 コーディネーターが日本人であっても、翻訳者のように両言語に通じていない場合、日本語の誤字や脱字、漢字の 間違いな どでは、文法的・表現的なレベルでのチェックや修正は可能ですが、内容的なチェックは不可能です。また難易度の高い、意味を取り違えやすいテキストを翻訳する際は、ドイツ語→日本語の翻訳者との連携作業が必要となってきます。そのため、校正者や逆方向(日本語→ドイツ語)の翻訳を担当する同僚と、直接コミュニケーションできるネットワー クを確立し、 また、時には専門のアドバイザーなどの助言を取り入れ、翻訳者と作業を進めていきます。その際、常に以下の点に留意し、丁寧な翻訳を心がけています。

  • テキストのジャンル・種類にふさわしい翻訳のスタイル
  • 最適な言葉の選択
  • 読みやすさ(『正しい』翻訳が『良い翻訳』であるとは限りません。正しくても、読みにくい翻訳であれば意味がありません。
  • 正確さ(正確に内容を伝えるために、原文に忠実な翻訳が必要なのか、あるいは意訳を希望されるのかをクライアントと話し合います。

 

[フリーランス・ネットワークの大きなメリット]

ネットワークを通しての作業には、仲介業者では実現できない大きなメリットがあります。翻訳者が自分自身で能力のある、また信頼できる同僚を探し、決定することができます。プ ロジェクトマネージャーが扱う言語に精通していない場合は、翻訳者やプルーフリーダーの能力までは判断することができませんが、フリーランスであれば、 『誰と働くか』を自分自身で決定することができます。ネットワークの同僚は翻訳の資格を持ち、、長年の経験によって裏打ちされた実力をもつプロエッショナ ルばかりです。また、常に効率的なコミュニケーションが可能なため、本質的な翻訳作業の時間が確保されるというのはもちろん、信頼のおける同業者のネット ワークを最大限に活かして、より大きなプロジェクトにも対応することができます。

ネットワークで作業することによって、次の言語ペアの翻訳も承ります。

  • 日本語→ ドイツ語/英語
  • 中国語→ ドイツ語/英語
  • ドイツ語/英語 → 中国語

 

[DTP/ レイアウト]

翻 訳メモリーのレベルアップとともに、DTPのコストが節約できるというのは大きなセールスコピーになっていますが、日本語のネイティブがいない翻 訳会社においては、安易にそのコピーを信じ込み、オリジナル言語の文字サイズ、改行ルールにしたがって日本語の翻訳を貼り付けただけの、お粗末なDTPを 見ることがあります。日本人にはさっぱり意味が通じないばかりか、これでは会社のイメージが損なわれてしまいます。DTPにも当然のことながら、『翻訳の 鉄則』が当てはまります。ドイツ語・英語のDTPは、これらの言語を母国語とするスペシャリストにお任せください。現地のドイツ人・日本人デザイナーとの 共同作業によって、洗練されたWEBサイトも作成いたします。